ODA対処の不正4

2016年も終わり、2017年になった。前回は2016年8月末に「不正3」を記述したが、その後種々の出来事が生じて4ヶ月もの時間が経ってしまった。JICAの理不尽とも思える決定により(これはおいおい記述してゆつもりです)私のPMアサイン実現は絶望的になり、9月から私を契約雇用しているコンサルタントの社長がなんの障害もなく、言い換えればなんの評価もなく、PMに就任した。

 

私の雇用契約会社である社長がPMであること、橋の床版(車が通るところ)全線、約2.7Kmにわたりひび割れが発生、加えて桁を支持している梁に構造的不安定を将来予測されるひび割れが生じ、その対応に追われていたこと、それらがこのJICA糾弾目途としたブログを中断させざるを得なかった理由である。明らかにこれらひび割れは設計ミスが主原因であり、設計成果を認めた発注者もJICAも悪く言えばひた隠しにしようとしている。

 

さて、PMのアサインメントを閉ざされた私は、①担当する工区が今年3月末に完工、②ひび割れ対策に半年くらい時間がかかる、ということである意味で一方的に私のアサインメント臨時終了を言い渡され、1月24日に離任することとなった。ひび割れ対策解決が見いだせないうちは舗装工事が着手できず、私が駐在する意味が無いのは確かなことであるので、素直に離任を受け入れた。ひび割れ解決後に再度赴任ということであるが、嘘の塊のこのプロジェクトにそういったことを真に受け止めているわけではない。

 

ひび割れ対応策は発注者との意見の相違があり、私が続けていれば発注者にとってディスアドヴァンテイジが生じることは否めない。うがった考えをすれば周囲の状況を利用して私追っ払う、そんなところが本当のところではないか。

 

現在の状態では真実を書いて読者に理解してもらうことに対し何ら障害はなくなったので、前回約束したとおり真実を記述してゆきたい。

 

ちなみに業者のPMはひび割れ問題を業者とし何ら解決せず会社都合でホーチミンの地下鉄工事のPMへ逃げ去ってしまった。JICA、発注者、コンサルタントはなんのアクションも起こさず、ただ黙認ということをしている。このプロジェクトはこういう理不尽が大手を振って通ることを許容する、我々の税金を使った、馬鹿げたプロジェクトであることを理解願いたい。