ディスカス飼育

案外とネットでははてなと思う飼育法が書かれています。今日は、的を絞って書きます。

 

  • PHのについて

PHの値に神経質になることはありません。PHに拘っていたら本来の水質管理がおろそかになります。私は飼育においてPHの正しい値を全く知りません。水質管理は、毎日の水換え、水温管理それと定期的なフィルター掃除だけです。

 

水換えは水位28cmで5cmの水を毎日換えます。毎日です。毎日が需要。バクテリア関係の薬、中和剤は一切使用せず、水道水をバケツからザッバです。週に3回位はガラス壁面の拭き取りもします。

 

フィルターは2周間に一度2枚敷いてあるウールマットの上側を交換します。下側のマットは上に新しいマットは下に、です。リングは半年に一度半分だけ汚れを取るだけ。交換はしません。

ハンバーグは殆ど使いません。もっぱらディスカスブリーダー(赤でも青でも関係ありません)とテトラディスカスだけ。6尾の体長8から15cmのディスカスはよく食いつきます。食べない時もありますが、その時はさっさと掃除してしまいます。人工餌を食べないと悩んでおられる方がいますが、ハンバーグなどは与えず、食べるまでほっておくのがコツ。腹が減れば絶対に食べます。一月くらい食べなくても死にません。私の経験では15日位で食べ始めます。水が汚れなくてすみますね。

 

  • ブリーディング

あれこれ書いているブログやヤフー回答がありますが、自然に任せるのが基本。

 

  1. 水換えは通常通りします。
  2. 産卵筒は使わない。
  3. もっぱらフィルター(上部濾過)のパイプに産ませてます。沢山産ませないためです。
  4. この時の注意は孵化した稚魚が吸い込まれないこと。スポンジを目のこまいものに取り替えます。
  5. 体着するまで水流は止めます。他のフィルターは使いません。4日程度ですから水質は変化しません(水換えを忘れずに)。
  6. 自由遊泳をしだしたら(ミルクは吸います)冷凍シュリンプを水に溶かして水槽に皿から流し込みます。2日位は食べませんが、一口味をしめたらよく食べるようになります。孵化シュリンプは必要なし。手間、保管など面倒です。
  7. 一月くらい経ったらハンバーグを溶かして与えます。食いついたら成功。でも、殆どの場合食いつきます。

写真に写ってる4尾は体着後24日目、孵化から約30日位です。ハンバーグをよく食べます。もちろん冷凍シュリンプもですが、ハンバーグのほうが食いつきが良いですね。ここまでが大変ですが。7尾体着、自由遊泳しましたが、雄に2尾食べられてしまいました。雄は別水槽に移しました。

 

結論:ネットの意見に惑わされず、自然に飼育すれば(もともと自然環境にいたのですから)成長もするし、子供も作ります。ディスカスはそれほど神経質ではなく、図太い熱帯魚です。

親と幼魚

 

4尾の幼魚

上記の飼育要点に従って出来たかわいい幼魚たちです。神経質にならず、「自然体」で飼って下さい。