ODA不正の対処ーその1

JICAにはODAにまつわる不正や腐敗に関する相談を受け入れる「不正腐敗相談窓口」というのがあります。私に対しJICA職員がJICAの倫理規定違反と思われる行動をしたため、その窓口に相談しました。今年の3月頃です。2、3ヶ月はそれなりに調査していたようですが、時間がかかる、調査中という回答ばかりで現在では全く私がどのように調査進捗しているのか問い合わせても全く回答がありません。この事実は次回からシリーズでこのブログへ書き込みたいと思います。

JICA職員への不思議な感覚

緒方貞子さんが2003年にJICAの理事長になった。それ以前、誰が理事長になるか色々と議論されてた。ところが、JICA職員の80%以上が緒方さんが良いという。その時私はODAを専門とする技術者として「不思議な感覚」を覚えた。緒方貞子さんの経歴は、決してODAが本義とする目的実施に関連した活動をしてきたわけでは無い。他の目的への評価は正しいし、尊敬出来るものである。しかし、ODAの窓口であるJICA職員が、俗に言うミーちゃん、ハーちゃん的な思考で緒方さんを推薦している事実が奇妙なのである。彼らには「国連難民高等弁務官」という経験者であり、知名度も抜群な緒方さんを理事長に迎えたい、そういう短絡思想があるのではないだろうか。JICAでの緒方さんの貢献は私は知らないし、あまり印象にもない。JICAと言うところは本質的にこういう考えの人たちの集団である、と思われても仕方がない。何故、貧困な国を少しでもよくするために国税をどのように使って貢献してきた、そういう人を選ばなかったのだろうか。

日本ODAの不思議

JICAという組織は昔から不思議な組織であると思ってました。単なる金貸しの窓口であるにもかかわらず、コンサルタントや請負業者の組織運営まで口を出す。契約書を勝手にひん曲げて解釈する。権力を傘にきて相手国政府をねじ伏せるあるいはコンサルタント(日本)をねじ伏せる。JICAの駐在員など、技術なんか何も知らないしODAを実際に運営する実施機関ではない。慇懃無礼な態度で腹の中は何を考えているか解らない。さて、本日から段階的に実例を上げて上記の事実を証明していきたいと思います。国税を使った事業に対し一般の人達は何も知らない。それを現場での実情を踏まえて伝えてゆきたいと思います。

異国での色々な出会い

初めてブログを開設しました。私は現在ベトナムに駐在している土木技術者です。もう30年近く海外生活をしてきました。このブログでは、いろいろな国で出会ったいろいろなことを書いてゆきたいと思います。特に私はODA関係の仕事をしていますから、税金を使ったODA事業の矛盾や不思議、実際に経験した感動、そんなものも書いてみたいと思います。